THE BOTTOM COULD FALL OUT…

La Défaite de l’Occident

「事態は実況中継のままの私たちAngelenosにとって、被災者にとってきょう凍てつく寒さをどうにかして欲しい窮状がある。だから、BLMの者が人から騙し取った金で購入した家屋が焼失したといってまたぞろ寄附を騙し取っているとか、ニューサムの火事場泥棒の如く開発業者らと区画整理事業で諜し合わせていた―の報など首が回らない。この寒さにシティもカウンティも毛布が集まらず、有効な支援が打てていない。被災地域は、カネには何ら困っていない、腐るほどカネはある。シティよりもカウンティよりもある。ないのは人手だ。しかも富豪層は自分勝手で、コミュニティのためにカネを出さないから、人手も集まらない。つまるところ、成り上がりはいても、正真正銘の富豪が少なすぎるのだ。明後日まで更に風速は増し、凍てつく寒さが私たちを襲う。意力は限界にさしかかっている」 -0

「日本九州島を強い衝撃が襲う一方、東南アジアからはカンボジアで、鶏インフルエンザに感染した鶏肉を口にした若い男性の突然死が伝えられ、不安が拡がっている。カンボジア保健省の説明では、同国東部のコンポンチャムで事件は発生し、突然死した男性には既往症などはなく、極めて健康で鶏インフルエンザによる理由しか説明できないとした。この報が伝えられるや、我がAngelenosのあいだには、鶏肉に関するここ数日の報(カリフォルニアにおける鶏インフルエンザの発生)も相まって、恐怖が広がっている」 -0-

「メタがこれまでのmRNA遺伝子製剤擁護のための検閲と、非接種者を非科学的、陰謀論じゃと罵るよう仕向ける情報操作を撤回したことによって、堰を切ったように、mRNA遺伝子製剤が前代未聞の大虐殺だったとの研究報告が流れ始めた。武疫(THE WUYI PANDEMIC)による莫大な犠牲者の殆どが、Wuhan Virus(COVID-19)が原因ではなく、mRNA遺伝子製剤が原因であるとする研究報告がそれだ。2020から23年にかけてのデータをすべて洗い直し、世界に於ける全死因死亡率の時空間移動分析した、世界横断の研究では、内部優先情報から、一般人よりも内密に優先してmRNA遺伝子製剤を接種していた著名人の死が現在でもひた隠しにされるなどの事実を含め、その死の多くが、mRNA遺伝子製剤によるものとする、これまでの定説が真逆の嘘そのものであることが暴露された。また、mRNA遺伝子製剤接種による死亡率の世界的急上昇は、保険企業に非常に深刻な経営状況をもたらし、私が当初から案じていたとおり、国家の社会保障システムそのものを圧迫し始めていること、この勢いが各国経済の大動揺に追い討ちをかけ出すこと医学者連名で警告された。保険企業は既に、mRNA後天性免疫不全症候群によって経営が窮迫してきているところにL.A.インフェルノが直撃し、U.S.経済は極めて危険になっている」 -0-

「そうでなくても貧富の差が天と地以上のバーラトでは、更に貧富の差がネジ切れる様相となって、各地で毛沢東派反政府武装ゲリラが活発化しており、昨秋から頻繁にけいさ、軍を急襲しては戦火を交えている。バーラト軍はこれら動きを重大視し、掃討作戦に乗り出しているが、多くの貧困層が毛派ゲリラを匿い、または支援している模様で、作戦は困難のままだ。今回も五人のゲリラを殺害したと発表したものの、内四人が無関係の一般人であることが判明、ゲリラの目論見の逆効果をもたらし反政府感情を注いでいる。このバーラトの火花も見逃せられない」 -0-

「エマニュエル・トッドの最新刊『西洋の敗北』は、東スラブ事変がもたらした多くの驚きを列挙することから始まる。第一に、事変が欧州で勃発したこと、それは歴史が永久に終わるはずだった理想の地で起こったことだった。第二の驚きは、事変が欧州とは比較的関係が薄く、決定的な主役はロシアとU.S.だということだった。もうひとつは、西側でも東側でも破綻国家として認識されていたウクライナそのものの存在だ。ロシア側は、ウクライナを敗北させることがこれほど難しいとは予想していなかった。西側社会は国家が自らの生存のための戦いに存在意義を見出すのを目の当たりにして驚愕した。ロシアの経済的な力もまた、西側を驚愕させるにじゅうぶん以上だった。モスクワは制裁に対する完全な免疫力を身につけたが、その一方で西側の産業の弱さはますます惨い有様となって露呈している。トッドによれば、欧州の地政学的・経済的なぜい弱性もまた顕著である。さらに彼は、事変は西側のイデオロギー的孤立と敗北を明白させたと主張する。U.S.の覇権の下に統合された世界という幻想が崩壊し、仏の思想家が私たちに伝えたいと願う最後の真実、すなわち西洋の敗北が明らかになった。現在の状況に対するこれらの見識と洞察は、いずれも彼が長年にわたり自身の著作で取り上げてきた主題を発展させたものである。米語版はまだ出版されていないが、『La Défaite de l’Occident』は、この逆説的な社会学者の見解を統合したものである。その意図は、これが最後の著作になるかもしれないと仄めかしている73歳の彼の仏メディアとのインタビューでも確認することができるだろう。彼は他の著作でもそうであるように”イズム “に同調しない。従来の意見に逆らうことに意義を見出す彼だからこそ、仏の世論の幅広い層から〝親ロシア〟とレッテルを貼られることを通じて西洋に切り込む、『デファイト』を魅力あるものにすることに昇華させた。欧州がイデオロギー的な事由で、軽率にもなぜウクライナでの事態の可能性を無視したのか。それともそれはただ単に去勢された産業能力そのものの意識風景であったのか……。どちらにしても、欧州の消極性、不能性はマーストリヒト条約に起因していると彼は指摘する。マーストリヒト条約は、エリートたちが自らを知的バブルの中に閉じ込めた瞬間であり、非工業化の始まりであり、ヨーロッパ諸国の経済的主権の喪失である。彼によれば、ユーロの勝利は国境を越えた通貨の台頭であっただけでなく、究極的には代理宗教の勝利であった。マーストリヒトのメシアニズムは、集団的信念の崩壊という特殊な状況の中で現れた。彼は、宗教的信念の危機が引き金となり、人々が貨幣崇拝に安心感を見出そうとした多くの事例を歴史が示していると指摘する。だが、ユーロへの信仰が必ずしも未来への希望につながるわけではない。2020年に出版された著書『Luttes des classes en France au XXIe siècle』の中で彼は、単一通貨は寡頭政治のイデオロギーを体現するものであり、仏の人民の未来への信頼を失わせたと論じている。仏では生活水準が下がり続けていることに加え、マーストリヒトのメシアニズムが社会の多くの人々の鬱屈した諦観を招いた。1992年以降、クリストファー・ラッシュが述べたようなナルシシズムではなく、アラン・エレンベルグが『自己の倦怠』で分析したような〝受動主義〟が優勢になっている。明日が今日と変わるとはおもえないから、人々は意識すること、就中、現状対する反抗意識を持つことを放棄してしまった。無気力な個人が、真の政治的対立ができない無気力な社会を作り出す。社会は徐々に消失し、街角と横丁が辛うじて歩く者の意識を緊張させる。一方、欧州のエリートたちは、彼が〝ヨーロピアニズム〟と呼ぶ反イデオロギーに屈している。上流階級は、国家は存在すべきではないという信念の虜になっている。この点で、ヨーロピアニズムはアングロサクソンの超自由主義によく似ている。トッドによれば、この信念はさまざまな形で現れるが、その主なものは、欧州統合によって国家を廃止しようとする努力や、マイノリティを地理的に分離することによって国家を分断しようとする努力である。このような状態では、統治体制はもうひとつの自閉症グループに過ぎず、その違いは知名度があるやなしかだけだと彼は指摘した。

つゞく

「……そろそろ、東スラブ事変。ベオグラードの裏切りが起きつつある今、それはスラブ事変の趣さへ呈しはじめているが、総括する機に来たと私は考え、これから数回に分けて私論を分述する」 -0-

「ネットの始原期はさまざまな正体不明さの中、奇想天外さの中のどこかに一片だけは確かじゃ真実の訴えが学のない知識もない人びとの非常な異国での生活を通じ、事実があることを世界に報せたい一途の動画配信がユーチューブに存在していた。空襲が続く中イラクから訥々と今食べているものを語る元ヤクザ、ムスリム・コミュニティの知恵袋的存在であるかのように自身を語る初老の元日本人、そこにある事実らしいことはなにがしらの理由で故国にはいられなくなった人たちが流浪の果てにか、その途中か、戦乱の、危険な宗教対立、極貧困の真っ只中で、どちらからも正体不明な、けれども頼られる存在として異彩を放っていることだけは確かな佇まいがあった。凄婉な笑みを泛かべる姿――凄みである。今のようなどこもかしこも軽薄にも軽薄な講釈師見て来たような嘘を吐き、小銭を掻き集める、投げ銭をかき集める河原乞食の世界ではなかった。個人が動画を配信し始めた最初、ほんの僅かな期間は、その機会が丸で違う、公的表現者として疑われるような人たちが、世界へ訴えたい最小の公的表現を敢えて行った不幸な理想の時間だった。だから短時日裡に廃れ乗っ取られたのだろう。その一片の真実をなぜ私が解ったか。それは爆撃を目撃した話も、リンチで殺される話も一切それらの人たちの口では語られなかったからである。そして私は忘れていた以上を、今現在も終熄しないL.A.大火のインフェルノに自身を含め見ている。実はもう被災者は、テレビ動画も見ていない。多くは見ていない。情報は聴くか、読むかしか受け付けない。電話機には当局からの警報が随時通報されるし、さもなくばテクストで警報される……。あの動く火柱を一度でも見た者なら、もう見たくない。云様のない神経性のものから話したくもない。だから、ほんとうの被災者はなにが起こっているかをビジュアルで察らない、なにが起こったかも話したくない。私もなにも見たくなくなり、見ないし、どうなっているのかは、もう私自身が再び避難しなければならない警報以外には、報りたくもない。これが本当の災難に遭った人間の意識であるとかつての動画配信を憶い出した」 -0-

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Dulles N. MANPYO
Dulles N. MANPYO

Written by Dulles N. MANPYO

共和党上院インナーサークル委員・政治科学アカデミー会員・企業・団体役員 Santa Monica, Lake Hollywood, Beverly Hills, West Los Angeles, Mid-Wilshire, Lake Tahoe

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